※背後注意※








































○○様より頂きました。
モザイク希望との事でしたが、ごめんなさい。
私にはその技術がないので○○にさせてもらいました…
ヒデさまお誕生日絵チャで○○さまと主催者さまが描かれたイラスト。
とても素敵なコラボでした。
そのコラボに一目惚れをした私が下さいとズーズーしいお願いをしました。
そうしたら○○さまが『いいですよv』と仰って下さってわざわざ新しく描いて下さいました。
おお〜!!
なんて素敵なイラストvv
私、幸せです♪

が… 1つだけ、忘れていました。
イラストをイメージとした小説を書くという約束を…
ルンルンと幸せな気分から一気にどうしよう?
この素敵なイラストに合う小説?
私に書けるかしら?
そうして誕生した小説は下記に書いてあります。
悩んだ割には書き始めたら凄い勢いで書き終わりました(笑)
この小説を読んでイラストのイメージが崩れたらごめんなさい!
岬悠衣の拙い小説ですので、読んでも構わないよ…と仰る方のみお読みになって下さい。

○○さまのみ、お持ち帰りO.K.です。


今回は丹羽+中嶋×和希です。
緩いですがR-18の内容を含んでいますので、苦手な方はご遠慮下さい。






「だから、どうしてこうなったんですか!」
和希は声を荒げて言った。
側にいた中嶋は呆れ顔で、
「そんな事は俺が知るか。そこに倒れている奴にでも聞け。」
「聞けるものならとっくに聞いています。でも、王様は今気絶しているじゃないですか!これじゃ、聞きたくても聞けません!」
「なら、諦めろ。どうせもう少ししたら目を覚ますだろうから、それから聞けばいいじゃないか。」
「もう…中嶋さんはどうしてそう落ちついていられるんですか?あっ…もしかして中嶋さんも王様とグルですか?」
中嶋の眉間に皺が寄る。
「馬鹿も休み休み言え。誰が、こんな馬鹿な事に付き合うんだ。俺が関わっていたら、お前だけにするだろう。」
「…う〜ん…中嶋さんならそうしますね。となると、やっぱり王様の単独ですね。」
和希は側で気を失っている丹羽を見ながら言った。

事の起こりは数分前…
いつもより少し遅れて丹羽は学生会室に入って来た。
先に来て仕事をしていた和希は、
「遅かったんですね、王様。」
「ああ、ちょっと海野先生に用を頼まれたんだ。」
「海野先生の?何かあったんですか?」
「いや。ちょっと配置換えをしたいと言うんで荷物を運ぶのを手伝ってきたんだ。」
「王様は力持ちですからね。海野先生も助かったんでしょうね。」
「まあな。それよりも喉が渇いたからコーヒーを入れるけど、和希もヒデも飲むか?」
「ああ。」
「はい。王様、俺が入れますよ。」
「和希はいいから座っていろ。俺がとびっきり美味しいコーヒーを入れてやるからな。」
「はあ…ならお願いします。」
いつもなら俺が入れるのに、今日に限って自分で入れるだなんて王様はどうしたんだろう?
和希はそう思いながらキッチンに向かう丹羽を見た後、仕事を再開させた。

「ほら、和希。熱いから気を付けろよ。」
「はい、ありがとうございます。」
そう言いながら、和希は丹羽からコーヒーが入ったカップを受け取る。
今日はちょっと肌寒いのでコップの暖かさにホッとする。
一口飲んだ後、いつもよりなめらかな味のコーヒーに気が付いた。
「あれ?このコーヒー、いつものと違いますよね?」
「おっ、気が付いたか?手伝ったお礼にってさっき海野先生からもらってきたコーヒー豆で入れたんだ。」
「そうですか。いつものも美味しいですが、これも美味しいですね。中嶋さんもそう思いませんか?」
「ああ、そうだな。だが、俺はもう少し苦い方が好みだ。」
「まったく、ヒデは本当に苦いのが好きだな。でも、あんまり苦くすると和希が飲めなくなるだろう?我慢してくれよな。」
「そんな事は知っている。だから我慢して飲んでいるのだろう。」

丹羽と中嶋の会話を聞いて、和希は申し訳なくなってしまう。
和希も苦いコーヒーが苦手なわけではないのだが、中嶋の好む苦さは苦手だった。
丹羽は長年それに慣れているので平気だった。
最初は和希も我慢をして飲んでいたのだが、それに気が付いた中嶋が和希の為に自分の好みを押さえてしまったのだ。
まさか、あの中嶋がそんな事をするとは思わなかったので、最初和希は驚きを隠せなかった。
けれども、中嶋を知れば知るだけ、彼の隠れた優しさを知る事になった。
そんな風に中嶋の優しさに触れて中嶋の事を意識し始め頃、同じく丹羽に対しても意識し始めていた。
大雑把な性格なのに、細かい所に目が届く。
大きな手で髪の毛をぐしゃとされると嬉しくなってしまう。

中嶋と丹羽に好意を持ち始めた事に対して途惑いを感じていた頃に、和希は中嶋と丹羽に告白された。
どちらか1人を選ぶ事などできる訳もなく、かといって2人共欲しいだなんて二股をかけるような真似はできないと悩んでいた和希に2人は言った。
「無理に選ぶ必要はない。俺達2人のものになればいい。」と…
けれどもそれでも悩んでいた和希を決断させてくれたのは啓太だった。
「誰が何を言ったって構わないじゃないか。和希は王様も中嶋さんも好きなんだろう?そして王様も中嶋さんも和希の事が好きで和希を求めてくれている。なら、素直に2人の胸に飛び込んでいきなよ。俺は和希を応援するよ。」
啓太の一言で和希は中嶋と丹羽の手を取ったのだった。
それは想像以上の幸せな時間だった。
中嶋と丹羽のそれぞれの愛情に包まれて、和希は蛹が蝶に返るようにどんどん綺麗になっていった。

そんな風に和希が考えていた時、中嶋は和希の耳に息を吹きかけた。
「ミャァー!」
背筋がゾクッとして思わず和希は声を出してしまった。
しかもその声は猫の叫び声だった。
慌てて手で口を覆いながら中嶋を睨む和希。
「な…何をするんですか?」
「何を?和希の可愛い耳に息をかけただけだが。」
「可愛いって…中嶋さんにだって同じものが生えているじゃないですか。」
「そうだな。そこに寝ている奴のおかげでな。」
ジロッと床で気を失っている丹羽を睨む中嶋。
ああ…これはそうとう怒っているなと和希は思った。
それもそうだろう。
何しろ和希だけでなく、中嶋にも頭には猫耳、そしてしっぽまで生えているんだから。
中嶋でなくとも怒るのは当たり前だろう。
もちろん、丹羽にも耳としっぽが生えているが、なぜか丹羽は猫ではなく兎だった。
どうしてこうなったのか…
おそらく先程飲んだコーヒーの中に何か薬が入っていたのだろう。
まったく…
どこでそんな妙な薬を手にいれたかしれないが、猫化した和希と中嶋を見て気絶する丹羽も丹羽である。

「折角猫化した事だし、やるか。」
「はい?やるって何をやるんですか?中嶋さん。」
「やると言えば決まってるだろう?」
「だから、何を…うっ…」
いきなりの口付け。
舌を差し込むそのキスはいつもと違って和希をゾクッとさせる。
猫化したのは耳としっぽだけかと思ったのに、舌も何となくいつもよりザラッとした感じだった。
ザラッとした舌で口内をまさぐられるとそれだけで和希の身体に熱が上がってくる。
「…んっ…ふぁ…」
キスの合間に零れる和希の甘い声。
キスに酔いしれている和希はいつの間にか中嶋によって上半身が脱がされている事には気が付かなかった。

少し冷たい中嶋の手が和希の胸の突起に触れる。
ビクッと背中を反らす和希。
「やっ…」
キスから逃れた和希は首を振りながら言った。
中嶋はニヤッと笑いながら、
「何が“いや”なんだ?さっきから腰を振って誘っているのに。ああ、和希の“いや”は“もっとして”だったな。」
「…違う…」
顔を朱く染めながら和希は言う。
「違わないだろう?気持ちがよくなると必ず“いや”と言うだろう?」
「それは…」

俯いてしまった和希を見て、中嶋は少し虐めすぎたかと思った。
だが、このいう場面での拗ねた表情はたまらないくらい官能的なのだ。
丹羽でも作り出す事ができない和希のこの表情を作り出せるのは中嶋だけだった。
中嶋は和希のベルトを外すとファスナーを下げ、下着の中に手を入れると和希自身に触れ扱き始めた。
先程のキスと胸の突起に触れられたせいで、そこは既に熱を持っていた。
そこに中嶋から容赦ない刺激を与えられ、和希はあっという間に己の欲望を吐き出してしまった。
「早いな。」
中嶋にそう言われ、涙を浮かべる和希。
そんな和希の涙を中嶋はそっと手で拭う。
「中嶋さん…」
「何だ?」
「…続きは?…」
恥ずかしそうに言う和希に中嶋は嬉しそうに笑った。
「今日はいやに素直なんだな。いつもそうだと嬉しいが。」
「今日は…特別です。俺…猫化したせいか…なんか変なんです…」
「フッ…そうか…」
そう言うと中嶋はその場に和希を押し倒した。
「…あっ…ニャァ…」

和希の甘く切ない声に丹羽の意識は覚醒してきていた。
丹羽は声のする方を見ると、そこには中嶋に貫かれて喜びに震えている和希の姿が目に映った。
ただし、いつもと違って猫耳としっぽというオプション付きだが。
先程、猫化した和希と中嶋を見て気を失った丹羽だったが、いつもよりも乱れた姿の和希を見てしまっては猫に対する恐怖よりも和希としたいという思いが勝ってしまっていた。
丹羽は起き上がると、和希と中嶋の側に行き、
「俺が気を失っている間に随分と好き勝手に和希を可愛がってるじゃねえか、ヒデ。」
「フン!勝手に意識を失ったお前が悪いんだろう、哲っちゃん。」
「俺が悪いっていうのかよ?」
「そうだろう?誰のせいでこの姿になったと思ってるんだ。気を失って忘れたとは言わせないぞ。」
「うっ…それは…覚えているぜ…」
「なら、なぜこうなったのか説明してもらおうか?」
「あ…ああ…でもよう、それって後でもいいか?」
「後?」
「ああ。俺もお前達に混じりたいんだ。いいだろう?」
「フッ…仕方がない奴だ。いいか、和希?」
「…フミャァ…う…ん…」

中嶋に抱かれたままの和希は虚ろな瞳で首を縦に振って答えた。
先程から中嶋に性感帯であるしっぽを散々いたぶられて意識が朦朧としているのだった。
「あ〜あ。ヒデ。少しやりすぎじゃないのか。」
「何を言ってるんだ。いつもよりも感じ過ぎているだけだろう?」
「ヒデばかりずるいじゃねえか。」
「ひがむな。今からはお前の好きにすればいいだろう?」
「いいのか、ヒデ。」
「ああ、俺は猫化した和希を十分味わったからな。」
「サンキュー、ヒデ。」

丹羽はそう言うと和希を自分の方に向かせると、
「和希、今度は俺とだからな。俺にも和希を存分にあじあわせてくれよな。」
和希の猫耳を甘噛みしながら言った。
「ミャァ!」
和希は声を上げた。
「和希、俺が誰だか分かるか?」
「…ふぁ…おう…さ…ま…」
「よし!俺が分かるな。今からは俺が可愛がってやるからな。めいいっぱい感じろよ。」
丹羽は嬉しそうにそう言うと和希の蕾に触れる。
散々中嶋によって貫かれたそこは丹羽の指をすんなりとくわえ込む。
丹羽が指を抜くとそこからは中嶋が放した欲望が和希の白い脚に流れていった。
「まったく…何度ヒデとしたんだよ?こんなにたくさん出るなんて。」
少しふて腐れて丹羽は言う。
和希は顔を朱く染めながら何も言えずに丹羽から視線をずらしていた。

気絶していた自分が悪いのだから仕方がないか…と丹羽は思いながら、和希を四つん這いにさせる。
中嶋によって散々可愛がられた身体は疲れ切っていて自分の身体を支える事ができなかった。
崩れ落ちそうになった和希を中嶋は優しく支えると和希の手を取って自分の首に回させた。
「中嶋さん?」
「こうすれば楽だろう?」
「あっ…はい…確かに…」
「ならこのまま俺に捕まっていろ。」
「…ありがとうございます…」
恥ずかしそうに言う和希に中嶋は微笑む。
「和希。今お前を可愛がっているのは俺だぜ。ヒデばかりを見るなよ。俺に感じてくれよ。」
そう言って和希の背中を舌で撫でた。
「…ひぁ…」
和希は身体を仰け反らせて声を上げる。
中嶋とはまた違う快感をこれから丹羽によって与えられるのだ。
しかも、いつもと違い猫化した身体の自分に…
これからどんな風に乱れていくのかも分からずに和希は丹羽によって官能の世界に導かれるのであった。

                   2009/12/11